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シトリンの話

フランス語の citron が語源とも言われる 11 月の誕生石シトリンは、数千年に渡り人気の宝石です。クォーツの変種であるシトリンは、鮮やかな黄色からオレンジ色を呈するため富と繁栄をもたらすと信じられ、商売繁盛のお守りとされていたからです。

古代においてはよく似た石であるトパーズと混同されました。11 月のもう一つの誕生石がトパーズなのはこのためです。
シトリンはボリビアやマダガスカル、ウルグアイなどで産出しますが、なかでもボリビアのアナイ鉱山は重要な産地の一つです。

ボリビアとブラジルの国境付近、広大なアマゾンのジャングルの中にこの鉱山はありますが、元々は 15 世紀以降中南米を征服し植民地化していったスペインが、祖国のために金や銀を探してアマゾン流域に派遣した探検家の一人が、あのポカホンタスの話のように先住民族のアヨレオ族の王妃であったアナイと恋に落ち結婚した時に花嫁の持参金として与えられた土地だったそうです。
この鉱山はその後およそ 3 世紀もの間忘れられていましたが、1960 年代になって再発見されました。
身に着けると元気が出る明るいオレンジ色のシトリン。ウエダジュエラーではボンボンシリーズをはじめ、お手ごろな価格で上質のシトリンをご用意しております。

また、1800 年代から 1900 年代初頭にかけヨーロッパでシトリンが流行した時期があり、アンティークジュエリーにもよく使われている宝石です。

今月末に開催予定のアンティークフェアへも出展予定でございますので、現代とアンティークを見比べてみてはいかがでしょうか。
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