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1 月 9 日の日本経済新聞・日曜版・日経スタイル『時を超えて輝くジュエリー』で 3 ページに渡りジュエリーが特集されました。

内容はコロナ禍の中、クリスティーズやサザビーズなどの世界的オークションハウスのジュエリー部門は活況で、2021 年クリスティーズ香港では 15.81 ctのパープルピンクダイヤモンド「サクラ」が約33億円で落札されたなど取引額の最高値を更新しているとの事。

また、アンティーク・ジュエリーの魅力に開眼するコレクターも増えて来ていると言う事、大量生産の真逆にある良いものにこだわり、高い技術力で丹念に一点・一点つくる日本の職人・匠の作り手たちが紹介されています。

今まで日経日曜版特集と言えばファッションやライフスタイルがメインでしたが、「ジュエリー」が特集された事をとても嬉しく感じましたし、コロナ禍の中、デジタル化が進む半面、リアルなものの大切さにスポットが当たり始めて来ていると感じています。
外出自粛中に断捨離をされた方は何が換金出来て何を捨てたか?リサイクル出来たか?人生の棚卸が進んだのでは無いでしょうか?その中で捨てられなかったもの、換金出来たものは恐らく「ジュエリー(宝石)」だったと思います。(もちろんバッグ・腕時計や絵画などの美術品も)

ジュエリーはいざという時換金出来るだけで無くお母様・御婆様の「思い出」も引き継ぐ事が出来、何世代にも渡って身に着ける事が出来る「御守り」の様な価値も備わっています。

よく何故ジュエリーは高いのか?と聞かれる事があります。その時よく使う例えは世界中の金を集めてもオリンピックプール2杯分・ダイヤモンドはロンドンバス一台分と言うスケール感です。

デジタルではいくらでも複製出来ますが、ジュエリーは天然のものですので限りがあり、希少価値が高いので高価ですし、ダイヤモンドを採掘し、研磨するだけでも大変な労力がかかります。また、その素材を吟味し、デザインを起こし、職人が丹精込めてつくりあげたジュエリーはもはや「アート」だと感じています。

アートもジュエリーも本物であればどの時代でも通用し、楽しめます。 (もちろん高価なもの=本物ではありませんし、高ければ良いと言う事ではありません。)美しい花やアート、ジュエリーが生活の中にある事の大切さをきっと多くの方が再認識されているのだと思います。こころを癒してくれるのは純粋無垢なペットも同様ですが、日々美しいジュエリーを見ていると元気をもらえている気持ちになります。

なかなか本物のジュエリーを見る機会が無い方におすすめの展示会が 2 月 19 日から国立科学博物館で開催されます。
親交がある世界的なアンティーク・ジュエリーディーラーであり、コレクターでもあるアルビオンアート有川一三氏のコレクション 60 点・他にも宝石の原石やヴァンクリーフ&アーペルなどのジュエリーも展示されます!とても楽しみな展示会です。

特別展『宝石』

~地球がうみだすキセキ~

URL:https://hoseki-ten.jp/
会期:2022.2.19 [土] 〜 6.19 [日]
国立科学博物館(東京・上野公園)